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平飼い養鶏を始めて気づいた、本当に大切な5つのこと

はじめに

畑を始めたことをきっかけに、養鶏というものに興味を持ち始めました。

「養鶏」と言っても、大きな鶏舎を建てて何万羽も飼うような養鶏ではなく、庭先養鶏と言われる少数羽を飼育するものです。

畑の一角に鶏のスペースを作って始めた養鶏です。

今回は私が平飼い養鶏を始めて感じたことを5つにまとめました。

これから「鶏を飼ってみたい」「庭先養鶏をやってみたい」という方に少しでも参考になれば幸いです。

養鶏は鶏を飼うだけではない

「それはそうだろう」というようなことなんですが、「鶏を飼う」ましてや卵で収入を得るためにはやるべきことはたくさんあります。

餌作り

ホームセンターで売られているような配合飼料を購入すれば大した手間ではないかもしれませんが、自家配合の発酵飼料を準備する場合、材料の調達、発酵の管理、毎週の餌の配合が必要です。私は、30羽前後なので週1回の作業でいいですが、数百羽の平飼い養鶏だともっと短いスパンで餌を配合している養鶏場もあるでしょう。

自家配合の飼料。屑米、米糠、おから、魚粉、雑草、牡蠣殻などを入れて発酵させています。
小屋作り

4面金網にするのと、掘立小屋のようなものなので、ある程度大雑把でもいいですが基本小屋はDIYです。単管パイプで作ったものや、木材で建てたものなどいろいろです。しかも、野生動物に襲われる可能性もあるので防御力はある程度高くしておく必要があります。週末だけの作業だと1ヶ月以上かかります。私が始めて建てた鶏小屋は0.5坪の小さな小屋でした。

今では、増築、改築をして1坪の小屋が3棟建っています。

一番始めに作った0.5坪の小屋
環境の工夫

健康なニワトリは健康な環境から。小屋を4面金網にしたようにまずは新鮮な空気が必要です。また、1坪に最大10羽を目安に飼育します。病気が出てしまった場合、小屋の環境も疑います。

鶏が元気にすごせる環境を用意するのは日々試行錯誤です。

病気の対策・治療

ストレスなく育っている鶏は元気に育ちます。しかし、どうしてもちょっとした環境の変化や、他の鶏とのストレス環境など病気になってしまう鶏がでます。なかなか鶏をみてもらえるような病院もないので、基本的に鶏の自然治癒能力に任せます。病気になってしまった場合、他の鶏に病気がうつらないように隔離をして、体温が上がるように保温をすることで様子を見ます。それでもどうしても死なせてしまうこともしばしば。

販売の大変さ

卵を販売する場合、どのように売るのかも大切なポイントです。卵を梱包する卵パックもなかなかバカにならない値段です。しかも卵パックだと規格外の卵は小さすぎたり、大きすぎたりして販売できません。うちでは、新聞紙に包んで売っていますが、新聞紙でどうやって包むのか何度もYoutubeで動画を見て練習しました。

売れるような卵を鶏達が産むための環境整備やどうやって販売するかということを考える必要があります。

新聞紙に包むのも慣れてきました。

など。

他にも、鶏にあげる雑草を準備したり、毎日の水換えだったりやることはたくさんあります。

また、生き物を飼うということなので、季節、天候などによって作業内容も変わります。思い通りにいかないことも少なくありません。

養鶏業の諸先輩方や、農家の皆さんには本当に頭が上がりません。

それでも、肩に乗ってきてくれる子がいたり、抱っこした時のあのふわふわ感だったり、なんとも言えないボケーっとした表情だったり眺めているだけでもすごく幸せです。

にわとりたちと畑仕事をする時間は幸せです。

家族の理解は大切

現在も養鶏を続けるにあたって、家族にも協力をしてもらえています。

いつでも風邪もひかず健康ならいいんですが、なかなかそうはいきません。

体調を崩してしまった時に、餌やりをしたり、卵の回収、販売をしてもらったりといろいろなところで支えてもらえています。

実は、鶏を買い始めた時は特に相談もせず。

「にわとりを注文しました」

ということだけ報告しました。一歩間違えれば大目玉を食うところでしたが、幸い(?)何もなくでした。

普段の行いから「もう止められない」と思われているのかもしれませんが・・・

今では、鶏たちに興味を持って接してもらえているのでありがたい限りです。

それと、基本的に長期的な旅行にはいけません。

大人になれば毎日卵を産むので卵の回収もあります。水をあげたり、餌をあげたり日々の世話がありますから。

これから鶏を買おうとしている方は相談しておいた方がいいことの一つですね。

旅行に関しては、長期は厳しいですが最長2泊3日くらいならいけなくもない気はします。餌は多少あげなくても鶏たちは強いので大丈夫です。ただし、水は切らしてはいけません。実家に帰省する関係で1泊2日で家を開けることはありましたが、特に問題はありませんでした。

まずはやってみる

私は「やってみたい」と思った時に、ついついやってしまうことがよくあります。

今回の養鶏も本を読んだ時に「鶏と畑って相性がいい」と分かった時に、すぐにどうやって鶏を手に入れたらいいのか調べはじめて、いろいろな種鶏場に連絡をしていました。

餌もこだわるつもりはもともとなかったんですが、本を読み、動画を見て、いろいろ調べるうちに自分で餌を作ってみたいと思うようになりました。

そのあとは、

餌を作るために必要な廃菌床もだめもとで近くの椎茸農家に連絡を取りました。

餌用のお米も近くのお米屋さんに連絡を取りました。

やりたいと本当に思っていれば、周りの人もいろいろ協力してくれるというのがよくわかりました。

生き物を飼う。ましてや鶏という少し特殊な生き物を飼うには勇気が必要だと思いますが、挑戦する価値はあると思います。

毎日が勉強

鶏を飼い始めるといろいろな問題が起きます。

獣に襲われる。餌を食べてくれない。寝床で寝てくれない。病気。怪我。

など日常茶飯事です。今でもいろいろ調べています。

最近だと、夜になると鶏が何度も何度も足踏みをしています。何事かと思って小屋に行ってみると小さな虫がたくさん飛んでいます。

調べると、ヌカカという虫の仕業でした。また、蚊もたくさん飛んでいます。

鶏はそれに刺されるのが嫌で足踏みをしているらしいです。

対策するにはどうするか。

電気殺虫器や蚊取り線香という方法です。

そして、その対策をしたと思ったら、トサカがやけにカサカサしてかさぶたのようになっていたり、血が出ていたりする子がいました。

鶏をみてもらえる病院は近くにありませんから、自分で調べるしかありません。蚊を媒介する鶏痘の可能性もありますが、隔離して様子をみていくしかありません。

2週間くらいして、とさかはだんだんと健康的な見た目に戻ってきています。

毎日鶏と接していることで、体調不良が起きた時の対処法がわかったり、寝床で寝てもらいやすくするための工夫などがわかってきます。

だんだんと、チェックするポイントが洗練されていきました。

それでも続けていきたい

決して毎日が順調ではありません。

病気で死んでしまったり、朝、小屋を見に行ったら獣に襲われた後で、雛達が血まみれだったり、死んでいる子がいたりしました。

目の前で野良猫やカラスに襲われて死んでしまった子もいます。

病気が発生したら、なんとかしてあげたい、他の子達は大丈夫かと気を揉むこともあります。

それでも、日頃のちょっとした行動が可愛かったり、初めて産んでくれた卵に感動したり嬉しいことがたくさんあります。

初めて家で採れた卵。すごく艶がいい。

今では、卵を購入してくれる人や楽しみに待っていてくれる人がいます。

それと、畑の野菜は鶏のふんを肥料として育ちます。

採れた野菜や、虫に食われている葉っぱの部分。それと残渣と呼ばれる捨ててしまうような野菜も鶏にはごちそうです。

小さな畑の中で循環していると思うと、それが嬉しくてたまりません。

日々の小さな幸せとして養鶏が存在しています。

このブログを通して、鶏を中心とした日常生活を発信できたらいいなと思っています。

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